いずれ行く道

年寄り嫌うないずれ行く道
幼子叱るないつか来た道

以前、参加した講演会で
ある御住職が言われました。

私たちは自分が年老いていくことや
子供であった事を忘れがちですね。

特に現代は核家族が定着し、
3世代同居は激減しました。
祖父母と一緒に暮らさない現代の子供たちにとって
重い病や命の終わりは
自分の生活から遠く離れた世界でしょう。

ですが
お葬式の会葬者(親族ではありません)の中に
たまに子供を連れて来る方がいらっしゃいます。
「子供の経験として大事な事だな」と思いながら
式場へご案内させて頂いています。

可愛がってくれた近所の方のお葬式にきちんと出て
故人とお別れをする。
故人の家族や知り合いの人たちが悲しむ姿を
まだ心が素直な内に
その小さな目と心に刻むと
よくニュースで取り上げられている
人をゲーム感覚で傷つけるような
自分本位な人間には育たない気がするのですが。

非日常的空間のようであり
実は日常の延長上にある葬儀社。
普段私たちが考えるよりも身近なものかもしれません。
いずれ行く道として、
ご自身で葬儀社を決めておきたいと
事前見学に来られる方が増えてます。

今日の福岡はとても良い天気です。
糟屋郡宇美町で皆様の事前見学をお待ちしてます。