寺の方向性

核家族化、宗教に対する信仰心離れの進む中、檀家以外の方たちを幅広く受け入れる事で、寺院収入を大きく伸ばしている寺院の住職の話の中で、現代の人たちは、葬式、法事に対する認識がほとんどなく、必要なときだけ僧侶がいればそれでいいという感じで割り切って話をしていました。その住職は、きっかけが何であれ、繋がった縁を大事にすることで今後につながると言っていました。
僧侶派遣について、軽く見られるとか、お金目当てになり過ぎなどの意見もありましたが、無関心の人たちを振り向かせるには、動かなければいけないですし、その為には、お金がかかるのが現実です。これまでの伝統、住職意識の寺院の格式だけにこだわり、何もしなければすたれていくだけしかないと思います。
少しづつでも寺院が一般の方々にとって身近な存在になるように変わる事が、寺院再生、布教活動につながっていくと思います。