病院と葬儀社

病院で亡くなった場合の話です。

病院と葬儀社の癒着というのは、かなりあります。

病院は保険点数で動きますが
死亡者に対しては点数が発生しない為
病院側としては早く通常業務(点数のある業務)に
戻りたい所なのです。
そこで、病院と癒着している葬儀社が
「このご遺体を、我が社で葬儀!」と
点数のないご遺体に関わる業務を行います。

終末病院にもなりますと、1日に何人もの方が亡くなるので
病院の霊安室に葬儀社が常駐している場合もあります。
しかし、喪服の人間が病院内をうろつくのは
余り縁起の良いものではありませんから
白衣などを着てスタッフと変わらない格好でいるのです。

一件の葬儀が確定すれば、
2~3万円の紹介料を病院側に支払うとも
聞いたことがありますし、
年間に数百万~数千万の寄付金を渡している
という噂も耳にします。

お世話になった看護師さんに
やさしく紹介されたら、ご遺族も情を動かされる部分が
あって当然とは思います。
しかし、看護師さんにしてみれば上からの指示で
ご案内しているに過ぎないのです。

きっぱりと意思を伝えましょう。
お世話になった病院への恩は恩、
その後のお葬式はまた別の話です。
それはそれ、これはこれ。

せっつかれるように早く決めてくれと
言われるかもしれません。
でも それも これまで話した内容でお分かりですよね。
あたふたと言われるままに決めるのは大変危険です。

ご家族で決めて
内容的にも満足で格安・低価格のお葬式になるか
病院と葬儀社の癒着に巻き込まれ
お葬式の後に高額の請求書に驚愕するか
分かれ道です。