葬儀について

法要は数えにて考えます。年齢も数えですと生まれた年が1歳、誕生日がきて2歳となります。(満年齢ですと生まれて0歳、誕生日がきて1歳)ですのでなくなって1年は二回忌、亡くなって2年は三回忌となります。 しかし1年目は二回忌と言わずに一周忌と呼びます。これは亡くなって一年たちましたという意味で【一周忌】と呼びます。
地域によっては、一晩中線香と蝋燭の火を絶やさないように番をする風習もあるようです。線香や蝋燭が、故人の道しるべになる。魔除けとなる。匂いを消すなどと諸説あります。現在では葬儀場で行う事も多く難しくなっていますが、火を絶やしたく場合の為に10時間程度まつ巻き線香なども準備されています。
初七日法要とは死後7日目に行う法要です。故人が三途の川に到着する時とされており、無事に川を渡れるようにとお寺を招き、親戚や親しかった友人の方々とお経をあげる事です。現在では遠方の方々への配慮や、日程を合わせる難しさから火葬後に執り行う形や、葬儀式の中で初七日のお経も上げて頂く形も増えてきています。
骨揚げとは、火葬して残った骨を拾って骨壺に納める事、骨拾いとも言います。2人で行う事は故人の死を共に悲しむ意味であり、箸で渡して行く事が三途の川の橋を渡すという意味合いも込められています。
死の穢れを家に持ちこまないために塩で清めるという意味ですが、仏教ではそのような考えがないため行わなくて良いとされています。しかし神道では死は「穢れ」とされている為かならず行います。
もしもの時の為に葬儀に関する情報を集め、葬儀社に相談して見積りを行っておく事です。 身近な方が亡くなられた時、悲しみに加え経験がない中で決めなくてはならない事がたくさんあります。 事前に相談し見積をするという事は「縁起が悪い」「申し訳ない」という気持ちから葬儀社に行きにくいという気持ちがあるかもしれませんが、大切な方を後悔なく見送る為の大切な事です。
最近ではご自分の万一の時に家族に負担をかけないよう、生前に葬儀の準備をなさる方も増えています。
通夜は本来故人とごく親しかった人たちが葬儀の前夜、一晩中故人に付き添い、邪霊の侵入を防ぎ、故人との別れを惜しむ儀式です。しかし、最近では一般の弔問客を迎え、夏は7時冬は6時くらいから1~2時間程度で終わる半通夜をすることがほとんどです。
葬儀費用の支払いは現金一括払いが一般的ですが、最近では分割払いやクレジットカードでの分割払いに対応している葬儀社も増えています。
地域によりバラつきはありますが、日本消費者庁の調べによりますと全国平均で約200万円になります。
僧侶を呼ばずに、家族や親族や親友といった近しい人々が集まって執り行う御葬儀です。一般的には創価学会にて行われる御葬儀です。友人の代表者(儀典長)が導師を勤めます。
通夜の式を無くし、葬儀式と火葬のみを行うのが1日葬です。(お経を頂くのが葬儀の日のみとなります)通夜は式がないので随時となりご家族やご親族でゆっくり過ごして頂きます。
直葬・火葬式とは通夜・葬儀・告別式などを行わず、火葬だけで故人を見送るスタイルの葬儀です。
族葬とは親族・近親者を中心に親しい人たちが集まって故人とお別れをする葬儀スタイルです。
邸宅葬とは葬祭用のゲストハウスを通夜・葬儀の二日間貸切り、故人とのお別れの時間を御自宅の様に落ち着いた雰囲気のなかでお過ごし頂ける、新しいタイプのご葬儀プランです。
最近では故人の生前の意志や遺族側の希望により葬儀のスタイルは多様化しています。通常執り行われることの多い一般葬のほかに、家族葬、密葬、邸宅葬、社葬・団体葬、直葬・火葬、自由葬などがあります。
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